陰ヨガとは

0コメント
「陰ヨガ」は、人々の体と精神の深部に働きかけるヨガです。
陰陽のバランスを調整し、リラックス効果が高いため、筋力強化や美容目的など、運動量の多い「陽」のヨガを行っている方にもおすすめです。

陰ヨガの特徴

陰ヨガの特徴は、ひとつのポーズを3分から5分、深い呼吸とともにゆっくりと保持することです。
深い呼吸とポージングは、体と心をリラックスさせる働きがあり、セラピー要素の強いヨガとされています。運動量が多く筋力アップの効果が見込める「陽ヨガ」(アシュタンガヨガやパワーヨガ)と組み合わせて、筋肉や関節の柔軟性を高める効果も期待できる陰ヨガを取り入れている方も多いようです。

陰ヨガのルーツは、中国の思想である「陰陽五行思想」にあります。
陰陽五行思想は、自然と調和した生活が心身の健康をもたらすとする考え方です。忙しくアクティブな生活を続けていると、「陽」のエネルギーが強くなり過ぎ、バランスが悪い状態になりがちです。陰ヨガは、陽に傾いている心身のバランスを「陰」のエネルギーで整え、リラックス状態へ導くことができるとされます。

陰ヨガの効果とメリット

陰ヨガがもたらす効果は、心身のバランスです。
陰陽五行思想に基づいて構成されている陰ヨガを行うことで、普段の生活で欠けてしまいがちな陰のエネルギーを高め、落ち着きを取り戻すことができます。

1990年代に流行した「陽ヨガ」は、美容や体力、筋力をつけることを目的としたポーズが多く、アクティブな要素を持ったヨガです。
そのため、心身のエネルギーを高め、運動量が増えて活動的になります。しかし、このような「陽」のエネルギーが高い状態が続くと、刺激に対して敏感になり、ストレスや疲労を感じやすくなってしまいます。
そこで、陰ヨガを取り入れることにより、疲れて凝り固まった精神をリラックスさせ、同時に体の組織も柔軟にしていくことができるのです。

心身を緩めることを目的としている陰ヨガは、ポーズを保持するあいだは瞑想状態になりやすいことも特徴です。頭を空っぽにして呼吸や体に集中することで、ストレスでざわついた心に落ち着きが生まれ、高いリラックス効果が期待できます。

深い呼吸で筋肉の力を抜いていくことで、靭帯や腱、筋肉の表面を覆う「筋膜」など、関節周りの柔軟性が高まり、関節の可動域を広げます。関節の動きが良くなると、ほかの運動でも体の動きがスムーズになります。また、関節の柔軟性が高まることで、血液やリンパの流れが良くなり、美容にも良い影響をもたらすことが期待できます。

コメントを投稿

すべてのブログのコメントは公開前にチェックされます
ico-collapse
0
Recently Viewed
ic-cross-line-top
Top
ic-expand
ic-cross-line-top